学習理論

英語学習で一番重要なこと

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英語学習を本気でやって、英語を話せるようになりたい人

 

何から始めたら良いのか分からない人

 

一番重要なことは・・・

 

 

文法です!

 

「文法」と聞くと、日本人が想像するのは中学校の英語の授業でやったような、内容だ
と思います。

もっとシックリとする言葉に置き換えると

 

語順を含んだ言葉のルールの理解です。

 

 

言葉のルール理解から始めるべき理由

・理由1:言語のルールを知らずに、どう話す?

どんな言語にもその言語のルールがあり、
そのルールに沿って正しい単語を、
正しい形で、正しい順番に並べて
初めて人に理解される文になります。

日本語でも、英語でも、フランス語で、中国語でも、そうです。

この言語のルール、
すなわち「文法」を理解していないということは、
何が正しい単語で、何が正しい形で、何が正しい順番なのか、
理解していないという事です。

 

ということは結果、話せないということです。

 

・理由2:自然と文法が身につくのは12歳まで

では文法はどうやったら身につくのでしょう?

我々は日本語を成長の過程で、自然に話せるようになりました。

それは日本で生まれ育ったからです。

もし英語の環境で育ったのであれば、
英語が自然と話せるようになっています。

日本語の文法なんて気にしたこともなく、
大して理解もしていないけど、話せますね。

そんなふうに言葉を身につけれるのは
9歳~12歳までと判明してます。

言葉のルールを自然と身につけれるのは
9~12歳まで。

すなわち、それ以上の年齢ならば

意識的な文法学習が必要です。

英語圏に住むだけで、自然と身につくということは無いです。

 

 

・理由3:日本語と英語の言語距離が離れすぎ

中学、高校、大学受験などで英文法はうんざりするほどやったけど、話せない、と言う人が多いと思います。
僕が「文法」という言葉を避けて、
「語順を含んだ言葉のルール」という表現を選んだ理由です。

言葉を流暢に話す、また理解するには
当たり前ですが、文頭から文末、左から右の順で
頭の中で言葉を並べられないといけません。

学校の英語の授業などだと、
リーディング・読解問題で
「これが動詞で、すると目的語はこれで、、、」のように、
文頭から文末、左から右の順では英文を理解しなかったと思います。

これは言い換えれば英語の語順を理解していないことになります。

そして英語の語順の理解は、日本人にとって大変難しいです。

それは英語と日本語の語順がほぼ、真逆だからです。

ヨーロッパ人は英語学習初級者の段階で、
英語で上手いことコミュニケーションが結構 出来きちゃいます。

これは英語と彼らの言語の距離が離れていないからです。

英語を含むヨーロッパの言語は、
元々ラテン語から派生した言語が多いので、共通点が結構あります。

そして語順も似ています。

彼らからすると、
英語の単語さえ知っていれば、並べる事に大して苦戦しません。

自分たちの母語の語順に、英語の単語を当てはめて並べても、
結構正しい、理解出来る文章になるからです。

単語を正しい語順で無意識的に並べれるということは、
突発的に思った事を言葉として瞬時に表現出来るという事です。

英語と語順がほぼ真逆の日本語を話す我々は英語の語順の理解が必要です。

 

まとめ

1.  言葉のルールをしらないと、そのルールに沿って、正しい単語を正しい形で、正しい順番に並
べれない。それは英語を正しく話せないし、理解できない事に等しい。

2. 言葉のルールは、12歳以上の人だと意識的な勉強をしないと身につかない。自然には身につか
ない。

3. 日本語と英語の語順は真逆なため、意識的な勉強を通して
英語の語順を理解し、文頭から文末、左から右の順で単語を並べれるようにする必要がある。

 

最後に

「文法」と聞くと「関係代名詞」や「不定詞」などの専門用語を思い浮かべる人が多い
と思いますし、私もそうでした。

これらは単に「特定の英語のルールに付いた名前」で、
結構どうでもいいです。

この専門用語のせいで英語のルール理解が余計に困難で
複雑になりがちです。

「まずは音に慣れろ!」「とにかく実践!」など、
世に出回る「英語学習で何が一番重要か」というテーマの記事で、
文法以外の事が重要だ、と主張している記事でも、
「最低限の文法知識があれば~」や
「ある程度の文法理解は必要ですが~」
などの記載がある事が多いです。

この「最低限の文法知識、ある程度の文法理解」の部分が、
英語学習で一番最初にやるべき最も重要な部分であり、
一番大変で多くの人が挫折してしまう部分だと思います。

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